
栃木県は様々な観光名所の宝庫でもあり、世界遺産の日光東照宮をはじめとする様々な神社や寺、紅葉の名所をはじめとする四季折々の豊かな自然、さらには個性豊かなテーマパークやご当地グルメなど盛りだくさんと言えます。都内からのアクセスも抜群で、日帰り旅行で楽しめる観光スポットが目白押しとなっています。このような観光名所を回りながらドライブをするのも一つの楽しみ方といえるでしょう。おすすめのドライブコースや、おすすめ観光スポットの見どころなどを事前に知っておくことにより、さらに楽しい時間を過ごせることにつながります。
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中禅寺湖の見どころ
ドライブコースのおすすめポイントとしてまず第一に挙げられるのが中禅寺湖です。紅葉のシーズンにはもちろんのこと、1年を通して様々な楽しみ方があるため、多くの人がドライブがてら訪れるスポットと言えます。中禅寺湖の見どころはなんといっても紅葉が美しいということです。周辺にはカエデやブナ、ミズナラなどの木々がたくさんあり、秋になる赤や黄色に色付いた葉が湖面に映り、ドライブ中にもすばらしい景色が臨めるでしょう。
ドライブの休憩として中禅寺湖クルージングもお薦めです。遊覧船が発着しているので、遊覧船を利用することでのんびりと楽しむことができます。穏やかな雰囲気の海で遊覧船にゆっくりと揺られながら、湖上から見る日光の雰囲気も良いものです。壮大な男体山を望むこともできます。岸から眺める中禅寺湖もよいですが、遊覧船に乗ることにより湖の全体を見回すことができるので、ドライブ中の景色とはまた違った景色を楽しむことができるでしょう。
そして中禅寺湖のカヤックを目的にドライブで訪れる人も多く見られます。あたたかい時期限定とはなりますが、美しい景色を楽しみながら、カヤックを漕ぎ進めるのもまた違った楽しみ方が味わえます。
いろは坂の見どころ
48のカーブがあり、急こう配をくねくねと曲りながらドライブするのが特徴的ないろは坂は、東京都心からも車でおよそ2時間半で到着するため、ドライブには最適のポイントと言えます。いろは坂の途中には数々の絶景スポットがあり、これもドライブの醍醐味と言えるでしょう。まずはいろは坂のカーブの一つ一つに、一つのひらがなが表示される標識が立っています。確認しながらドライブすることで、ゴールまでも分かりやすく、子供も楽しむことができるでしょう。子供が楽しむためにも、いろはの順番を覚えられるよう、事前に用意をしておきましょう。
見どころはなんといっても紅葉の絶景スポットです。秋になると栃木では最も紅葉が美しいスポットとして知られているので、多くの人がドライブに訪れます。もちろん秋に訪れるのが人気ですが、反対に夏に訪れるのもお薦めです。青々と生い茂る青モミジは非常にさわやかで美しく、また秋とは違った景色が拝めるでしょう。四季折々それぞれの美しい景色が広がるので、春夏秋冬どの時期に訪れても楽しいドライブが過ごせます。
ドライブ中にはたびたび野生のサルが現れます。愛らしい姿を見ることができますが、猿がいても餌付けをするのはやめておきましょう。
あしかがフラワーパークの見どころ
栃木県足利市にあるあしかがフラワーパークにドライブで訪れる人も多いものです。あしかがフラワーパークの前身は同じ市内にあった早川農園であり、都市開発の影響を受け、1997年にあしかがフラワーパークとして再オープンしました。
あしかがフラワーパークの見どころはなんといっても早川農園から移植された大藤です。樹齢は150年前後になり、枝を張り巡らせて造られた藤棚は日本最大級となっています。花房は600にも及ぶもので、これが開花すると幻想的な雰囲気であたり一面がおおわれます。世界で最も美しい藤ともいわれ、あしかがフラワーパークのシンボルツリーとなっています。この幽玄な景色は世界からも注目を集めていて、2014年には世界の夢の旅行先10選の一つにも選出されたほどです。
また藤だけではなく、そのほかにも様々な魅力があります。1年を8つのテーマに設定して、各季節ごとに様々な見どころがつくられています。花が少ない冬の時期には、全体が光のイルミネーションで彩られ、これを目当てにドライブに訪れる人も多く見られます。敷地いっぱいにイルミネーションが広がり、その規模と美しさは日本夜景遺産にも認定されたほどです。
足尾銅山の見どころ
江戸時代から昭和の時代にかけ、日本の近代産業の先駆けとなったのが足尾銅山です。この地で多くの労働者が働き、江戸時代中期には町が反映し、明治時代になると日本の銅の約40パーセントがこの銅山で産出されるほどになりました。昭和48年に閉山した後は、足尾銅山の歴史と仕組みを体験できる観光施設となり、多くの人が見学に訪れています。
足尾銅山の魅力はトロッコに乗るところから始まります。坑道は1200m以上続きますが、その中で見学できるのは700mほどで、カラフルなトロッコに乗り入り口まで運ばれます。入り口からは徒歩で見学することになりますが、江戸時代から昭和の時代を年代ごとにリアルな等身大の人形により、作業の様子が表現されています。暗く厳しい環境の中で作業が行われていた様子が想像できることでしょう。ボタンを押すと人形が動いたり話したりもします。
さらに見学ルートには神社も備えられています。掘削作業の無事を祈ったものとされています。また行動に続く資料館にはシアターもあり、約8分ほどの映像で当時の作業の様子を知ることができます。この映像で子供でも理解を深めることができるでしょう。
竜頭の滝の見どころ
奥日光を代表する滝が竜頭の滝です。大きな岩により二つに分かれ流れている様子が、竜の頭に似ていることがこの滝の名前の由来といわれています。竜頭の滝の長さは約210mで、滝の幅は約10mほどで階段状の岩場を勢いよく流れる様子が見られます。この岩場は栃木県日光市にある男体山の噴火によってできた溶岩によるものです。
竜頭の滝の見どころは、春夏秋冬の魅力的な景色と言えるでしょう。四季折々の美しい景観を味わうことができます。5月から6月ごろになるとツツジが見ごろとなり、9月下旬ごろからは少しずつ山々が色づき始め、人気の紅葉スポットとして多くの観光客が訪れます。おすすめのシーズンは春と秋ですが、真冬の雪の降るなかの竜頭の滝も非常に美しいものです。空気も澄み、滝の一部は凍っているものの水の勢いが衰えず、間近で見ることができるため写真で見るよりもかなりの迫力を感じることができるでしょう。竜頭の滝は正面から眺められる観瀑台があり、さらには滝壺から上流にかけて散策路が整備されているので安心です。
観瀑台には茶屋があり、軽食や日光のお土産などが多数販売され、日光の銘菓がお土産として人気となっています。
まとめ
このようにバラエティー豊かな観光名所がたくさんあり、家族でもカップルでも、友達同士でも楽しいドライブの時間を過ごすことができるでしょう。都内からは日帰りでも楽しむことができ、落ち着いて旅行を楽しめる穴場のドライブコースともいえます。一言で自然といっても春先から紅葉の後まで多種多様にあり、一度や二度訪れただけでは遊び尽くすことはできないでしょう。魅力たっぷりの栃木県の定番スポットや穴場のスポットまで、楽しいドライブにできるように事前に用意を進めていきたいところです。栃木県は春夏秋冬の四季のすべてがベストシーズンであり絶景ラッシュとなるので、様々な人気スポットを楽しんでいきましょう。